ヘンテコな恰好、両肩にイングランド国旗(ユニオン・ジャックではない)、
ナチスのハーケンクロイツ(逆卍)にバツ(X)のプラカードをぶら下げた黒人を、
道行く人は異様な目で見ていたそうです。
警察も明白なトラブルを起こしていないので、未だ逮捕するのに躊躇していました。
このマークが彼の所属する政治団体≪RESS(Race Equality Secret Service)≫
この男が嫁さんに渡したパンフレットが・・・
このパンフレットは、メトロポリタン・ポリス(首都警察)が使用する≪人種別コード分類表≫である
私がイギリスに来て、チョッとばかり驚いたのが、図書館や病院への登録の時、
人種等の書き込みをしなければならないことであった。
この≪分類表≫は非常に細かい。差別云々より、行政サービスをする上で、便利な≪分類表≫であり、これによって仕事が円滑に進むであろう。
しかし、余り気持ちの良いものではない。
日本人の場合、この「人種コード」は
何番かな?
あれ?意外と難しい・・・
Asianなのだが、
「Brown Skin Asianoid」では無いし、
「Yellow Skin Mongoloid」なのだが、
Chineseでは無い。
よって、
「IC4」「IC5」でも無いな~
それでは、一体どのカテゴリーに
入るのだろうか?
今度は「人種コード」から更に絞った
「民族コード」になります。
日本は一体、何処にカテゴライズされる
のでしょうか?
「IC4」のAsianは
A1:インド人・A2:パキスタン人・
A3:バングラディッシュ人・
A4:他アジア人ですが、
茶色の肌の日本人は僅かでしょう。
「IC5」は01:中国人限定です。
あれま!日本人はそうなると
「IC6」の09:Any Otherでしょうか?
やっと、日本人が見つかりました。
Order6/Racial Class「Other Race」
Goverment Code-OJPN(Japanese)
この範疇にある国家は・・・
エジプト・フィリピン・イラン・イラク・
韓国・クルド・レバノン人になります。
喜んで良いのか?悲しんで良いのか?
(マズイ発言ですね)
しかし、こんな風にイギリス政府に分類
されると、一人の人間と云うよりも、
生物の分類の様で薄気味悪くなります。
今も記事を書きながら不快感をもよおし
ます。
「しかし、≪RESS≫聞いたことの無い政治団体だな・・・」
「あの人、一人だけがメンバーだったりして・・・」
妻が云うには、結局彼は警察に連行されたそうです。
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